ユーゲントシュテール期で最も有名…というより、マイセン人形の中でも屈指の有名かつ人気作品
「ボールを拾う少女像」
作者はウォルター・ショット(Walter Schott 1861-1938)
日本では「ボールを拾う少女像」 「ボール遊びをする少女」「珠遊びをする少女」など呼び方は様々です。
透けた衣に若い女性の裸体、髪や肌の質感…1897年のドレスデン展示会に出品されて一躍有名になりました。
「少女」と呼ぶにはあまりに艶めかしいお姿のせいか日本総代理店では「ボールを拾う女性像」と呼んでいるみたいです。
大変有名な作品ですのでご存知の方も多いと思いますが、当作品の現状を簡単にお伝えいたします。
「ボールを拾う少女像」
日本だけではなく世界的に見てもマイセン屈指の人気作品ゆえ、需要が非常に高いのは言うまでもありません。
当作品には2種類の大きさが存在しているのは有名ですが、一般的に目にできるのは小さいタイプ(高さ約30センチ)です。
このタイプは2006年に復刻作品として世に出ました。
今回入荷する作品は大きな原型タイプ(高さ36センチ型番Q180、現型番 900380-73414-1)です
現在、この大きな作品は日本では購入できません。
「ボールを拾う少女像」にはあまり知られてはいませんが、幻と言われる作品があります。
所謂「ピンクカラー」という個体です。
彩色が極めて困難な作品ゆえ、1800年代後期から1900年代初頭にかけて、数えるほどしか制作されなかったと言われており、世界中のコレクターの間では垂涎の作品と言われて売買が発生するとしても個人間の相対取引かつ極めて高額な取引がなされております。
その為、市場で見ることはほぼ無い作品です。
今回入荷作品はそのピンクタイプの中でも希少とされている、グラデーションカラー
淡いピンクと水色がドレープによりグラデーションで彩色された作品で非常に珍しい作品です。
乞うご期待!
2/26 写真を更新いたしました。実際の作品です。