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近日入荷予定 マイセン人形 フィギュリン Mythologie 神話 舞踏女神 テルプシコラ ケンドラー初期の名作群 大型高額作品

  • 執筆者の写真: soukenclub.com
    soukenclub.com
  • 2017年2月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:2021年3月2日


Mythologie~神話作品群

ギリシャ、ローマの神話を題材とした荘厳かつ威厳を伴う大作揃いです。

現在ではその大半が世界限定やリミテッドエディションとされ、中にはマイセン磁器正規代理店ですら購入できない程の希少作品もあります。

今回入荷作品はその神話作品群の中でも原型制作が最も古いグループと言われているギリシャ神話文芸女神ムーサイの群像より

「舞踏女神 テルプシコラ」

近日入荷いたします。

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超希少 オブジェ マイセン 珍品 meissen 天使 高額ライン グループフィギュリン 古典 限定 フィギュリン 18世紀 人形 入荷予定 神話 Mythology mythology ケンドラー 女神 日本未発売 kaendler

※上段は実際の作品。白黒写真は真贋判定にも用いられる

「Meissen Collector's Catalogue」掲載写真です。


数あるマイセン人形、特に高額作品が列挙する「Mythologie~神話作品群」においても名高いグループフィギュリンです。

原型制作者はヨハン・ヨアヒム・ケンドラーとされ推定1745年頃初型と言われております。

作者ケンドラーは1731年にアウグスト強王の指名でマイセン製作所のモデラー(原型製作者)として採用されており、アウグスト強王は天才と言われたケンドラーの芸術性を高く評価し、同氏が制作する作品に注文を付けることなく、自由な思想で制作させたと言われております。

1733年アウグスト強王亡き後、徐々にケンドラーの自由や芸術性は奪われ、特に1750年以降は裕福な貴族が同氏のスポンサーとなり、注文に応じて作品を制作いたしました。

当作品はケンドラーがその芸術性を自由に発揮できた1740年代に多くの時間を割き、制作した名作群「ギリシャ神話~文芸女神ムーサイの群像」の中でも傑作と言われる作品の一つが「舞踏女神 テルプシコラ」です。

高さ280mmクラスの大型フィギュリンかつ非常に繊細な造形をしており、これぞマイセン人形の大作という独特のオーラと重厚な威厳を持つ作品ですが、現在では〝Limitierte Auflage-限定制作”とされている様で、購入には非常に高額な予算と数年とも思われる歳月が必要とされます。

極めて稀有な作品です。

乞うご期待!

2/3 写真を更新いたしました。実際の作品です。

ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(Johann joachim Kaendler 1706-1775)

彫塑家 マイセン磁器マイスターモデラー(マイセン製作所には1731年から1775年まで従事) 宮廷彫刻家のベンジャミン・トマエ氏の弟子となり王家の宝庫である緑天井(The Green Vaults)の彫刻制作に6年間携わります。 この時の仕事ぶりが評判されて、1730年には宮廷彫刻家の称号を預かりました。 翌年の1731年アウグスト強王のご指名でマイセン製作所のモデラー(原型製作者)として採用されます。 強王の夢の磁器の城、日本宮に飾る為に、短期間で多様な動物彫塑を作りました。 彼の彫塑は個性的でダイナミックでありながら優美で自然な美しさを持っており、天才的な才能を十分に発揮し、アウグスト強王にも高く評価されます。 しかし、彼の栄光も長くは続かず、最強のスポンサーであったアウグスト強王死後(1733年)は息子の3世には理解を得られず、得意な大型彫塑で等身大の王の騎士像製作を断念します。 強王死後のスポンサーは裕福な貴族。彼らからの注文で、様々なその新しいサービスセットの原型を作ります。 バロック様式、ロココ様式にも精通していた彼のサービスセットは貴族達からも賞賛を浴びます。

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