下段白黒写真は「Meissen Collector's Catalogue」からの抜粋です。
オットー・ピルツ (Otto Pilz 1876-1934)
「山羊と少女-Girl with goat」
1906年の原型です。
ピルツはドイツを代表する彫刻家です。特に自然や動物をモデルとした作品は独特の造形美や雰囲気があります。
一目で同氏の作品と分かり、特にこの作品は同氏の中でも代表的な作品で、しばしば美術書などにも登場いたします。
当作品の特徴
ご覧の通り、ほのぼのとした時間の流れを感じさせる温かみのある作品です。
その中にも動物の躍動感や力強さが表現されており、細部の造りなどは圧巻です。
最大の特徴でもありますが、この作品は非常に大型で、マイセン磁器人形とは思えないサイズです。
ちなみに幅で45センチオーバーです。
また、この作品は1906年初形ですが、入荷する作品はボタン剣後期、1915年頃までのサイン。
マイナー作品が逆に希少性を生み、しかもオリジナル時代です。
写真ではまったくと言って良いほど作品の良さが伝わりません。
実際見ると圧倒される迫力と、それに相反する温かみや優しさがあります。
素晴らしい作品です。
乞うご期待!
オットー・ピルツ (Otto Pilz 1876-1934)
下記はウィキのリンクです。(ドイツ語)