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執筆者の写真soukenclub.com

近日入荷予定 古マイセン ミニチュアカップ 細密画多彩色 ヨーロッパ貴族趣味の超珍品


当店は日本ではまずお目に掛かれないレベルの希少作品を入荷することに力を入れておりますが、当店でも滅多に扱うことのできない…というよりは大げさかもしれませんが世界的に見ても皆無に等しいレベルの作品

今週から来週にかけてかなり珍しいカップや世界限定などが数点入荷いたします。

まずは第一弾

古マイセン アンティーク西洋磁器の中でも日本ではまず馴染みの無いカテゴリー

ミニチュアテーブルウェア

特にヨーロッパではそれ専門の収集家もいるほど名の通ったアイテムです。

残念ながら日本では馴染みが無いのですが、文化的なカテゴリーです。

1800年代中頃、ごくわずかな期間に当時の貴族や高貴な人たちの間でミニチュア食器、とりわけカップ類の収集がはやった経緯があるようです。

なぜ高貴な方たちがこれに熱中したのか?

それは「力」の象徴、ステータスだったからです。

社会的地位、文化度、家柄、そして財力など

カップをただ小さく作るのではありません。

その小さくできた素地に極めて手の込んだ細密画を施したのです。

ただでさえ絵付け面積が小さいので絵付けは困難を極めるのに、如何に細密かつ豪華な絵付けにするかを競い合ったようです。

今回入荷作品は最高額帯に位置する「風景画」

所謂ネームドビューに代表されるマイセン磁器最高絵付けのひとつです。

※ネームドビューに代表される風景画は極度の技量を要するため現在のマイセン磁器では制作されておりません

これを当時のマイセン磁器に依頼するということは一部の特権階級であること、そして富と社会的地位が無ければなしえなかったと思われます。

正に王侯貴族文化の象徴です。

カップとソーサですらなかなか揃わないのですが、今回はペアで入荷いたします。

乞うご期待!

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