シノワズリ高額ライン、ジャポニズム人形、2009年アートワーク限定作品
「Japaner auf Muschel, sitzend~貝と男の坐像」
近日入荷いたします。
1700年代初頭のマイセン磁器設立には日本の有田焼の影響を多分に受けており、現在もなお日本文化(ジャポネズム)には特別な敬意を払っているようで、シノワズリ(東洋思想)の中でもジャポネズム作品は常に高額ラインに位置しています。 本作品もその一角で2009年アートワーク限定作品
制作数は50作のみ、通常は水色で制作されているようですが、この作品は黄色(パコダカラー)なので極めて珍しい作品です。
以下はマイセン本国サイトのページです。
インパクトのある作品です。
乞うご期待。
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(Johann joachim Kaendler 1706-1775)
彫塑家 マイセン磁器マイスターモデラー (マイセン製作所には1731年から1775年まで従事) 宮廷彫刻家のベンジャミン・トマエ氏の弟子となり王家の宝庫である緑天井(The Green Vaults)の彫刻制作に6年間携わります。 この時の仕事ぶりが評判されて、1730年には宮廷彫刻家の称号を預かりました。 翌年の1731年アウグスト強王のご指名でマイセン製作所のモデラー(原型製作者)として採用されます。 強王の夢の磁器の城、日本宮に飾る為に、短期間で多様な動物彫塑を作りました。 彼の彫塑は個性的でダイナミックでありながら優美で自然な美しさを持っており、天才的な才能を十分に発揮し、アウグスト強王にも高く評価されます。 しかし、彼の栄光も長くは続かず、最強のスポンサーであったアウグスト強王死後(1733年)は息子の3世には理解を得られず、得意な大型彫塑で等身大の王の騎士像製作を断念します。 強王死後のスポンサーは裕福な貴族。彼らからの注文で、様々なその新しいサービスセットの原型を作ります。 バロック様式、ロココ様式にも精通していた彼のサービスセットは貴族達からも賞賛を浴びます。