終戦後旧東ドイツ時代、マイセン磁器にひたすら芸術に特化した芸術家集団
「現代マイセン5人組」が誕生いたしました。
5人(故人も含め)すべてが日本でいうところの人間国宝とも言うべくドイツの至宝たちです。
その一人フォルクマール・ブレッチュナイダー
(Volkmar Bretschneider1930~)
ウニカート 一点制作物の芸術作品が二作品入荷いたします。
右;「花瓶 Blumen des Herbstes」左;「蓋物 Gräser」
共に1997年、ブレッチュナイダー氏による一点もの制作作品(作品証明書付)
※ブレッチュナイダー氏詳細につきましては下記を参照ください。(ドイツ語)
16歳から絵付け師としてマイセンで働いていたブレッチュナイダー氏は若い頃から才能を発揮し、特に鳥と果物の絵では高い評価を得ていました。 「伝統を継承しながら斬新な花の絵付けを行い、マイセンに新しい風を送りこむ」これが同氏の哲学です。
マイセンでの作品は「ウニカート」つまり1点ものの製作がよく知られていますが、1点ものなので作品集または美術館等の公設展示でしか拝むことができない作品群です。
同氏ウニカートは少ないながら大変素晴らしいものが発表されていますが、その殆どが日本に入らず、欧州内でしか見ることが出来ません。
現在においてはそのほとんどが購入出来ません。
特に今回の二作品は1997年制作で同氏の傑作が多く輩出された時代の作品で、大胆な筆使い、藍色を主体とした難技法「暈かし」で同氏自ら彩色され、この上なく上品なブレッチュナイダーらしい作品です。