古マイセン飾り皿、透かし皿「ワトー金彩多彩色・オープンワーク」
その中でも極めて希少性が高い「黄肌地」が近日入荷いたします。
1741年、ロココを代表する画家、アントワーヌ・ワトー（Antoine Watteau 1684-1721年）のエッチング（銅版画）を基に王室の命を受けたヨハン・グレゴリウス・ヘロルト（Johann Gregorius Hoeroldt 1696-1775）が完成させたマイセン磁器最高峰絵付けと言われる「ワトー Watteau」が誕生しました。 短い時代に花開いたロココ宮廷文化の代表的な芸術品、華やかで甘美な世界観があり、絢爛豪華な作品です。 技術的にもマイセンオープンワーク最多の透かし数、宝石のような立体的な花、繊細かつ複雑を極めたロココ様式の金彩など王侯貴族文化の最たるのもで、主に宮廷や貴族への献上品として作られました。
ベースカラーは制作当時最も困難だった「黄肌地～浅黄色」
色素の定着が難しく、ごく僅か制作に成功した作品の大半は王室や宮廷へ献上されたと言われています。 そのため現存枚数が極端に少なく、国内マイセン展などでは稀に売買が成立するようですが、200万円を超えることもあるような高額な飾り皿で、特に1800年代後半から1900年代初頭の出来の良い個体は最高額帯で取引されます。
入荷作品はボタン剣後期、正にその時代の作品
サイズは256mm、確認されている最大の作品、もちろん一級品です。
更に割れ欠け修復など一切無い完全体でほぼ完ぺきなミュージーアムコンディションで入荷いたします。
ここまでの作品は今後入荷できません。
乞うご期待！
7/22 写真を更新いたしました。実際の作品です。