マイセン人形の代表作品群「寓意~allegory」の中の四季に属する作品
有名な作品群ですが、実際には単作扱いで、現在3作(春、秋、冬)しか確認されていない大変珍しい作品
「収穫~秋の寓意」
近日入荷いたします。
マイセン人形の代表作品群「寓意~allegory」の中の四季に属する作品 春、秋、冬と制作が進み、あと「夏」一作のみという時に1756年作者ケンドラーはマイスターモデラーを辞してしまいました。
ケンドラー、マイスターモデラー最終年、3作しか発見されていない珍作品ということもあり極めて人気の高い作品です。
入荷作品はマイセン磁器200周年記念の特殊な双剣マーク
1910年6月6日から一年間のみ、短い期間制作された作品です。
ご期待ください。
6/9 画像を更新いたしました。実際の作品です。
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(Johann joachim Kaendler 1706-1775)
彫塑家 マイセン磁器マイスターモデラー (マイセン製作所には1731年から1775年まで従事) 宮廷彫刻家のベンジャミン・トマエ氏の弟子となり王家の宝庫である緑天井(The Green Vaults)の彫刻制作に6年間携わります。 この時の仕事ぶりが評判されて、1730年には宮廷彫刻家の称号を預かりました。 翌年の1731年アウグスト強王のご指名でマイセン製作所のモデラー(原型製作者)として採用されます。 強王の夢の磁器の城、日本宮に飾る為に、短期間で多様な動物彫塑を作りました。 彼の彫塑は個性的でダイナミックでありながら優美で自然な美しさを持っており、天才的な才能を十分に発揮し、アウグスト強王にも高く評価されます。 しかし、彼の栄光も長くは続かず、最強のスポンサーであったアウグスト強王死後(1733年)は息子の3世には理解を得られず、得意な大型彫塑で等身大の王の騎士像製作を断念します。 強王死後のスポンサーは裕福な貴族。彼らからの注文で、様々なその新しいサービスセットの原型を作ります。 バロック様式、ロココ様式にも精通していた彼のサービスセットは貴族達からも賞賛を浴びます。