フランス人造形家、ミッシェル・ヴェクトール・アシエ
Michel Vitor Acier(1736-1799)
1776年原型の名作であり、ロココ人形の数少ないペア作
「さくらんぼと少年&楽譜と少女」
近日入荷いたします。
ロココ時代中期、本場フランスで生まれたアシエによる作品
マイセン磁器、ケンドラーの次にマイスターモデラーになった人物です。
アシエ作品は新古典主義的またはMythology~神話群が有名ですが、そのルーツはそれ以前のロココ様式に由来します。
当作品はロココ様式の人形で、マイセン磁器には珍しい本物のレースに磁土を染み込ませて焼成したレースドールタイプ、儚く繊細な造形です。
絢爛豪華で甘美なロココの世界観を見事に表現した作品です。
マイセン人形を収集されている方はご存知かもしれませんが、この作品がペアで揃うことは皆無に等しいぐらい珍し事です。
そういう意味においても今回入荷作品は非常に希少価値のある作品です。
また状態においても繊細かつ複雑な造形ゆえ、現存する殆どの作品は状態の悪いものが大半ですが、入荷作品においては奇跡的にもほぼ完ぺきな状態を維持しています。
アンティーク、古マイセン人形の高額ライン
大変希少かつ付加価値のあるロココペア人形です。
乞うご期待!
4/12 画像を更新いたしました。実際の作品です。
ミッシェル・ヴェクトール・アシエ Michel Vitor Acier(1736-1799)
造形家、マイセン磁器マイスターモデラー
1736年1月20日にヴェルサイユ(フランス)で生まれ1799年にドレスデンで亡くなる。 1764年8月1日から1780年12月までマイセンに雇用された。七年戦争(1756年~1763年)の後は、市民層の経済的発展と自由主義の前章時期でした。そこで新しい市民的価値をマイセン社にも取り入れようとパリから引き抜かれた人物。
1764年マイセンにに入社して、ケンドラーと並んで造形家として活躍する。
ケンドラー没(1775年)後、モデルマイスターとして後継者になる。新しい時代の好みのもの(新古典主義的なルイ16世様式の作風)を作り上げ、1780年に退社するまでに200体の人形や群像を作り上げた。