ワトー(Antoine Watteau 1684-1721年)をはじめとする細密画系譜のテーブルウェアはマイセン磁器の中で最上級絵付けのひとつで古典代表作ですが、その中でも極めて珍しいカップ&ソーサが近日入荷いたします。
このページをご覧になる方には説明不要かと思いますが、いわゆるアカデミズム期(ドット期)、推定1733-1763年ごろの単色カマイユの絵付けカップです。
300年近くも時を経ているため、このタイプが市場に出ることは殆ど無く、滅多に見ることは出来ません。
モチーフはこの当時の定番モチーフである牧歌風景図。
写真でもお分かりの通り子供たちと羊が戯れる姿を描いたもので、温かみを感じられる絵柄です。
入荷作品は今となってはまずお目にできないカップ、ソーサの絵が揃った個体で、カップとソーサーの絵柄で一つの物語のようになっています。
300年近く前に制作された個体ですので現代のような成型技術や絵付け技術がないため粗も多く見受けられますが、やはり独特の雰囲気があり、アンティーク古マイセンとして、西洋磁器の歴史的価値として希少価値の高いカップ&ソーサです。
乞うご期待!!
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