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近日入荷予定 ネオ・クラシシズム 古マイセン人形 子供と山羊と猿の群像 1785年 ヨハン・カール・ シェーンハイト原型 新古典主義期の超珍作 コミカルなグループフィギュリン


歴代マイセン磁器モデラーの中でも新古典主義期を代表するビッグネーム、ヨハン・カール・ シェーンハイトによる極めて珍しい古マイセン人形が近日入荷いたします。

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※上段は実際の作品

下段白黒写真は真贋判定にも用いられる「Meissen Collector's Catalogue」1910年頃の掲載写真です。


古マイセン人形、いわゆるネオ・クラシシズム期(新古典主義)の作品です。

ミシェル・ヴェクトール・アシエがマイスターモデラーかつ人形の総責任者をしていた時代の作品で、この頃のシェーンハイトはその類稀な才能からアシエとの合作が多く、シェーンハイトのみで制作された人形は実は極めて少なかったと言われております、


本作はその中でも極めて珍しいタイプで市場での流通は皆無と言えます。

何と言っても一目見たら思わず微笑んでしまうほどのコミカルで、いかにも楽し気な作品で、どう見ても荘厳な大作や著名な寓意作品を担当していたシェーンハイトの作品とは思えず、どちらかと言うとケンドラー初期作(1750年以前)の作品に似ております。


特に入荷個体は1800年代後期から1900年頃に制作された生粋の古マイセン。

なんとほぼ完全な状態で入荷いたします。


珍しい古マイセン人形にご興味がある方には打って付けだと思います。

詳細は下記をご覧ください。


4/12 写真を更新いたしました。実際の作品です。


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≪作品詳細 Meissen Collector's Catalogueより≫


英名;Two putti playing with a cradle and a monkey examining a goat.


カテゴリー;Putti

原型制作年;1785年

原型制作者;ヨハン・カール・ シェーンハイト/Johann Carl Schönheit(1730-1805)

制作年代(推定);1900年頃

サイズ及び形状;170*120*95mm

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ヨハン・カール・ シェーンハイト Johann Carl Schönheit(1730-1805)

造形家、マイセン磁器モデラー

1730年2月、シェーンハイトはマイセン磁器の機械工の息子としてマイセンに生まれました。

父親の影響で造形技術を幼年から習得し、11歳の年齢でマイセン磁器に雇用される。

1745年から正式に造形師としてケンドラーのもとで制作活動の一端を担うこととなる。

1764年からは白磁造形のトップ技師となり、以降ケンドラーやアシエの時代において非常に重要な作品を世に排出いたしました。

1772年、後にシェーンハイトの代表作となる「五感の寓意」制作

1782年、Mythology 神話オリンポス12神をJüchtzerと共同制作

1787年、大作「決定的な選択」「二人の求婚者」制作

などなどです。

上記はほんの一例でマイセンを代表する名作を数多く制作しています。

ケンドラー死後以降アシエの時代も含み、影のトップモデラーとしてマイセンに君臨しました。

俗に言う「無冠の帝王」、トップモデラーの称号がなかったため謎多き造形師となり、それが要因して逆に近代では作品の流通量が少ない事もあり人気が高くなったようです。

晩年は病との戦いで1794年にマイセン磁器を引退。

引退以降もマイセンに居住し、同氏の最高技術を後世のモデラー達に伝えたと言われています。

1805年5月27日、生涯住み続けたマイセンにて死去。

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