数あるマイセン人形、寓意シリーズ、オールド・フィギュリンの中でも屈指の高額かつ希少作品
「芸術寓意絵画天使群像」
近日開催1円オークションに出品予定です!
※上段写真は実際の作品、下段白黒写真は真贋判定にも用いられる「Meissen Collector's Catalogue」掲載写真です。
ロシア皇后、エカテリーナ二世の特命により誕生した「芸術寓意絵画天使群像」
芸術の寓意に属する作品で、原型は1774年頃、ロココフィギュリンや天使像を得意としたマイセン磁器マイスターモデラー、ミッシェル・ヴェクトール・アシエ Michel Vitor Acier(1736-1799)の代表作品で全八作で構成されております。
その全てがマイセンアンティークフィギュリンを代表する高額作品で、専門の美術書などでも必ず掲載されており、ドイツ国立マイセン博物館をはじめ、日本のマイセン美術館などでも一部作品が展示所蔵されております。 芸術寓意は芸術(美術)と学問に大別され、美術は「彫刻」「絵画」「建築」「天文」 学問は「地学」「詩学」「音楽」「数学」の寓意四作品です。 当作品のモデルナンバーは「5番」 天使人形なので小さいと思われるかもしれませんが、大型かつ複雑な造作で、かなりの重量級作品です。 また、大変高額な作品で、1998年頃、芸術寓意のシリーズとしてごく少数世界限定(エカテリーナ二世モデル)として復刻されましたが、復刻作品ですら当時で200万円前後でした。 今回入荷作品は1800年代後期と思われえる古マイセン マイセン寓意オールドフィギュリンの中でも屈指の高額作品ですが…
訳ありなので1円オークション出品予定です!
状態は、100年以上の古マイセンなので完全体とはいきませんが、専門的な美術修復のみで割れ欠け等のダメージはありません!
奮ってご参加ください!!
ミッシェル・ヴェクトール・アシエ Michel Vitor Acier(1736-1799)
造形家、マイセン磁器マイスターモデラー
1736年1月20日にヴェルサイユ(フランス)で生まれ1799年にドレスデンで亡くなる。 1764年8月1日から1780年12月までマイセンに雇用された。七年戦争(1756年~1763年)の後は、市民層の経済的発展と自由主義の前章時期でした。そこで新しい市民的価値をマイセン社にも取り入れようとパリから引き抜かれた人物。
1764年マイセンにに入社して、ケンドラーと並んで造形家として活躍する。
ケンドラー没(1775年)後、モデルマイスターとして後継者になる。新しい時代の好みのもの(新古典主義的なルイ16世様式の作風)を作り上げ、1780年に退社するまでに200体の人形や群像を作り上げた。
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