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2020年3月9日

近日入荷予定 古マイセン キャビネットカップ 港湾風景海上交易図 旅路の風景+マルコリーニブーケ ターコイズグリーン クアドリフォリオ 四つ葉カップ&ソーサー ヘロルト考案絵付け 高額作品

最終更新: 2020年10月26日

マイセン磁器創立頃から存在する最古の絵付け「港湾風景海上交易図~旅路の風景」

極めて珍しい「クアドリフォリオ~四つ葉カップ」が近日入荷いたします。

「港湾風景図 海上交易図 旅路の風景」

オリジナルは1720年代にヨハン・グレゴリウス・ヘロルト(Johann Gregorius Höroldt 1696-1775)によって考案された絵付けです。

「港湾風景」は別名「海上交易」とも呼ばれ、イタリアやオランダの想像上の港から、遥か東洋と交易する商人や船団を描いた風景と言われ、18世紀当時のドイツ貴族の憧れを具象化したものです。

帆船に商人たちが集う姿が描かれた典型的なモチーフで、こうした事物はマイセンでは定型化されており、そのルールに基づいて描かれなければなりません。

即ちこうしたルールさえ心得ていれば、絵付け師には、構図や配置、登場人物などにはある程度自由があると言え、それが作品の個性となります。

因みにこの装飾を描ける絵付け師は、500人いるといわれる絵付け師のうちでも、僅かに数人程度と言われる難技法です。

特に今回入荷作品はクアドリフォリオ~四つ葉カップかつターコイズグリーン地にカップ&ソーサーで計4つの窓を設け、各異なる風景図を書き込まれています。

更に高額花絵であるマルコリーニブーケ(マルコリーニの花)を散らすという絢爛豪華な仕様で、極めて珍しく実際に見ることは皆無といってよいほど希少な個体です。

非常に高額な作品であることは広く認知されておりますが、その中でも最高水準となります。

1700年初期から伝わるマイセン磁器の最古典絵付けです。

乞うご期待