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2018年5月25日

近日入荷予定 1999年世界限定 特別制作「芸術寓意彫刻天使群像」 ミシェル・ヴィクトール・アシエ 1774年原型 エカテリーナ二世特命人形 天使群像の最高峰

最終更新: 2021年3月2日

今も昔も芸術寓意天使群像はマイセンプレミアムフィギュリンの中においても特別かつ別格のモデル

数あるマイセン人形寓意シリーズの中でも屈指の高額限定モデルです。

その中から今現在最も入手が難しいと言われている

「芸術寓意彫刻天使群像」

1999年、エカテリーナ二世モデルとして世界限定で発表された「限定の中の限定」

E2リミテッドモデル

近日入荷いたします。

※上段写真は実際の作品

下段白黒写真は真贋判定にも用いられる「Meissen Collector's Catalogue」掲載写真です

ロシア皇后、エカテリーナ二世の特命により誕生した「芸術寓意彫刻天使群像」

芸術の寓意に属する作品で、原型は1774年頃、ロココフィギュリンや天使像を得意としたマイセン磁器マイスターモデラー、ミッシェル・ヴェクトール・アシエ Michel Vitor Acier(1736-1799)の代表作品で全八作で構成されております。

その全てがマイセンアンティークフィギュリンを代表する高額作品で、専門の美術書などでも必ず掲載されており、ドイツ国立マイセン博物館をはじめ、日本のマイセン美術館などでも一部作品が展示所蔵されております。
 

 

 
芸術寓意は美術と学問に大別され、学問は「地学」「詩学」「音楽」「数学」

美術は「絵画」「建築」「天文」そして当作品の「彫刻」を合わせた寓意四作品です。
 

 
また天使人形なので小さいと思われるかもしれませんが、大型かつ複雑な造作で、かなりの重量級作品です。


 

 
当作品の旧モデルナンバーは「4番」現行ナンバーは70735

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、芸術寓意天使群像シリーズは今現在制作数を厳しく制限されたリミテッドモデル

更に1999年エカテリーナ二世モデルは当時世界限定として発表され、日本割り当ては数体と言われておりましたが、その全てが上客やマイセン磁器友の会に属する特別待遇のお客様に渡ってしまい、実際には流通しなかったのでは?とまで言われている希少限定モデルです。

資料等で見比べると通常のリミテッドモデルよりも更に凝った彩色や金彩があるように思われます。

そして背面には「E2」、エカテリーナ二世モデルの刻印と世界限定である証のエディションナンバーが記されております。


 

 
大変高額な作品で平成29年時点においてマイセン磁器本社に同モデルを特別制作依頼(リミテッドモデルとして)をすると約2,160,000円以上と年単位の制作期間を要求される事となるようです。

通常のリミテッドモデルでもこの価格なので、既に完売のE2モデルがプレミアムフィギュリンであることは言うまでもありません。

限定1体のみ、ドイツマイセン磁器販売店未販売所蔵作品として入荷いたします。当然再入荷は不可能です。

ご期待ください。

5/25 写真を更新いたしました。実際の作品です。

ミッシェル・ヴェクトール・アシエ Michel Vitor Acier(1736-1799)

造形家、マイセン磁器マイスターモデラー
 
1736年1月20日にヴェルサイユ(フランス)で生まれ1799年にドレスデンで亡くなる。
 
1764年8月1日から1780年12月までマイセンに雇用された。七年戦争(1756年~1763年)の後は、市民層の経済的発展と自由主義の前章時期でした。そこで新しい市民的価値をマイセン社にも取り入れようとパリから引き抜かれた人物。

1764年マイセンにに入社して、ケンドラーと並んで造形家として活躍する。

ケンドラー没(1775年)後、モデルマイスターとして後継者になる。新しい時代の好みのもの(新古典主義的なルイ16世様式の作風)を作り上げ、1780年に退社するまでに200体の人形や群像を作り上げた。